FP3級の全体像が分かったら、
次は具体的な勉強方法を知ることが重要です。
この記事では、テキスト・問題集を使った
FP3級の基本的な勉強手順を解説します。
FP3級はどんな試験?
FP3級は、
- 金融
- 保険
- 年金
- 税金
- 不動産
- 相続
といった、お金と生活に関わる基礎知識を問われる国家資格です。
特徴は次のとおりです。
- 合格率は比較的高い
- 暗記中心で対策できる
- 初学者向けの試験
その一方で、
勉強のやり方を間違えると落ちる人が多いのも事実です。
初心者が最初にやるべき3ステップ
FP3級の勉強は、次の順番が最も効率的です。
ステップ① 試験範囲をざっくり把握する
いきなり勉強を始める前に、
「何を勉強する試験なのか」 を確認します。
- 試験科目はいくつあるか
- 学科と実技があること
- 出題形式(選択式)
ここで完璧に理解する必要はありません。
「全体像を知る」ことが目的です。
ステップ② テキストで全体を1周する
次に、FP3級向けのテキストを使って、
全範囲を一度だけ通しで読みます。
ポイントは以下の通りです。
- 暗記しようとしない
- 分からなくても止まらない
- 7割理解できればOK
初心者がやりがちなのが、
最初から完璧を目指して進まなくなることです。
FP3級では
「分からないまま先に進む」ことが正解です。
ステップ③ 早めに過去問を解く
テキストを1周したら、
すぐに過去問に取り組みます。
この段階での目的は、
- 出題のされ方に慣れる
- 覚えるべきポイントを知る
間違えても問題ありません。
むしろ、過去問で間違えたところが本当の勉強ポイントです。
勉強の進め方が分かったら、
次に気になるのは必要な勉強時間です。
FP3級で独学がつまずきやすい理由
FP3級は独学可能ですが、
次のような理由で挫折する人が多いです。
- 範囲が広くて優先順位が分からない
- 暗記量が多くて続かない
- 過去問の解説が理解できない
特に社会人の場合、
「今日は何を勉強するか」を考えるだけで疲れてしまい、
勉強が止まってしまうケースも少なくありません。
独学と通信講座はどっちがいい?
独学が向いている人
- 自分で計画を立てられる
- コツコツ継続できる
- 費用を抑えたい
通信講座が向いている人
- 何から始めるか迷いたくない
- 忙しくて勉強時間が限られている
- 将来FP2級まで進みたい
FP3級は独学でも合格できますが、
2級まで見据えるなら、早めに学習環境を整える方が楽です。
独学が不安な方や、より効率よく合格したい方は、
FP通信講座を比較したおすすめ記事も参考にしてみてください。
FP3級合格後にやるべきこと
FP3級に合格すると、
「ここで終わり」にしてしまう人もいます。
しかし実務や転職で評価されやすいのは、
FP2級まで取得しているケースです。
- 3級合格後に間を空けない
- 学習習慣が残っているうちに2級対策へ
この流れを作れるかどうかが、
FP資格を「使える資格」にできるかの分かれ道になります。
まとめ|FP3級は順番がすべて
FP3級の勉強方法で大切なのは、
テクニックよりも 「正しい順番」 です。
- 試験全体を把握する
- テキストを一度通す
- 早めに過去問に触れる
この流れを守れば、
初心者でも無理なく合格を目指せます。
このサイトでは、
FP3級から2級までをスムーズに進めるための情報を
ステップ形式で解説しています。
次に読む記事として、
「FP3級の勉強時間はどれくらい必要?」 も参考にしてください。

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